情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の登録と維持にいくらかかるのか

情報処理試験

情報処理安全確保支援士

「情報処理安全確保支援士」は、IT業界初の士業としてはじまった資格です。
情報セキュリティスペシャリスト試験の流れをくみ、セキュリティ周りの高度な知識・技能を保有する証となります。

こちらは、士業認定に必要な資格となりますので、他のIPA試験とは違い、合格して保有しているだけではあまり意味がないように思います。
「情報処理安全確保支援士」と名乗るためには、合格後にきちんとした登録作業が必要です。
※ですので、ただ合格したいだけだとちょっとおすすめじゃないかもしれませんね…;その後の登録維持にお金がかかります

今回はこの情報処理安全確保支援士について、
登録・維持にぶっちゃけいくらかかるのかをまとめていきたいと思います。

→詳細は要らぬという人は、「費用まとめ」まで飛んでください!

どの試験にしようか迷っている方へ:他の試験についてはこちら

 

追記:2019年12月6日(金)に、情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律が公布されたということです。
変更は以下2点。

更新制の導入」
「義務講習の実施事業者の追加」(民間業者など)

上記2点、今のところ登録に係る金額への影響はなさそう、です(※更新手続きに現状以上のお金がかかるのか否か?判明したら追記します)。

「更新制の導入」については、もともと「講習を受けなかった場合は取り消しを命ぜられる場合がある」という内容でしたので、そこを厳格化したということでしょう。ただ、講習をきちんと受けていた場合でも、「更新の手続き」作業が追加になるようですので、3年目の方は要注意です。
追記:2020年3月18日に、「登録更新申請書の受付期限について」発表されました。詳細は以下URLをご参照いただきたいですが、更新申請自体は無料なものの、「更新期限の60日前までにIPAに登録更新申請書を提出する必要がありますとのことです。忘れそう!!!

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)制度の見直しについて:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理安全確保支援士

「義務講習の実施事業者の追加」については、まあ講習の機会が今よりは広くなりそうだから私としては歓迎かな?と思います。特に「実際に行かなきゃいけない系の講習」の取り回しが良くなるといいですね💦

登録資格者

現在、登録資格があるのは以下の方。

・「情報処理安全確保支援士試験」の合格者
#言わずもがなですが。

・以前の試験
「情報セキュリティスペシャリスト試験」又は
「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験」合格者(※合格年度はいつでも)
について、「制度開始から2年間の経過措置期間(2018年8月19日申請締切)」
での登録をした人(2020年2月現在、旧試験への経過措置期間が過ぎましたので今からはできません。セキュスペ等の保持者でも改めて情報処理安全確保支援し試験を突破することが必要です。)。

・上記のほか、「情報処理安全確保支援士試験合格者と同等以上の能力を有する者」
というのがありましたが、こちらは試験を受ける一般人には関係なさそうなので、省略します。

登録に必要な費用たち

※振りこみの費用等は備考程度に記載します。

試験費用

・今から受験する場合 平成30年春季現在 5,700円
・参考書代(人による)

合格後の登録費用

・免許税 9,000 円 収入印紙にて支払
・登録手数料 10,700 円 振込にて支払(振込手数料)
・登記されていないことの証明書 (一通300円程度 郵送の場合は往復の切手)
・身分証明書(後見登記の通知を受けていないことの証明) (一通300円程度 郵送の場合は往復の切手)
※↑この「身分証明書」、運転免許証などのいわゆる身分証明書ではありません、混同しそうな名前ですが「禁治産・準禁治産宣告の通知、後見登記の通知、破産宣告・破産手続開始決定の通知を受けていないことを証明したもの」とのことです。
支援士については、「成年被後見人、被保佐人」であることが欠格事由となるための提出チェックだそうです。
・戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写し(原本)
→戸籍の謄本若しくは抄本 の場合 (一通450円程度)
→住民票の写しの場合 (一通300円程度)

登録後の講習費用

登録は上記書類で可能です。
ですが、その後情報処理安全確保支援士には講習の受講義務があります。
引用:登録日を起点として1年の間に1回6時間のオンライン学習と、
3年に1回6時間の集合講習(グループ討議を含む)を受けることが義務付けられます。
オンライン講習A、B、C、各コース20,000円、集合講習80,000円(非課税)とのことですので、

試験合格から3年未満で登録した方:
・1年目 オンライン講習A 20000円
・2年目 オンライン講習B 20000円
・3年目 オンライン講習C 20000円
・★3年目 集合講習 80000円(3年に一度
・4年目 オンライン講習A 20000円
・5年目 オンライン講習B 20000円
・6年目 オンライン講習C 20000円
・★6年目 集合講習 80000円(3年に一度
(略)

…という感じに支払っていくことになります。
公式サイトの解説はこちら:

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の受講する講習について:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理安全確保支援士

登録の更新というものはありませんが、講習受講義務があります。2019年12月6日(金)に、「情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律」が公布されたため、更新作業が発生するようになったようです。もちろん講習受講義務も残っています。
上記のオンライン学習と集合講習を必要な分受けないと「登録の取消し」の流れとなるようです。(講習を期限までに受講しなかった場合に、何らかの猶予があるかは不明…)
また、取り消し後、2年間は再登録不可らしい…

また、高い方の「集合講習 80000円」については、
資格試験に受かって3年以内の方であれば1~3年の間に受ければよいようですが、「試験合格日から登録日までの期間が3年を超えている方」については、1年以内に受講しなければならず、上の青い枠の「オンライン講習C+集合講習」からのスタートになるようです。
私は旧試験であるところのセキュリティスペシャリスト試験合格者ですので、今から登録すると1年以内の受講になりそうですね…
情報の最新化という意味では仕方ないというかありがたい事ですね。

→※一応私はギリギリ3年未満でした;オンライン講習Aを受けた時の感想などは以下の記事をどうぞ。

情報処理安全確保支援士_講習お手続きのお願い 【2018年秋季登録組はやくやらないと】
必要な講習について 情報処理安全確保支援士に登録だけして放置していた人に届く講習手続きのメールも、ついに残り35日とかに なってしまいました。 ちなみに、法律で規定されているものですので、この講習を受けないと、名称の使用の停止を命ぜら...

費用まとめ

結果として、まず登録「一年目」での
お値段はこのくらいです。(書類取得の細かい手数料等や教科書代等はいれていません)

一年目のみでみると:

★受かってすぐの方は、1年目に集合講習はありません。
試験5700+免許税9000+登録手数料10700+講習A20000=45,400円
★受かって3年以上たった方(セキュスペなど旧試験だとこちらの可能性が高いかと)は、集合講習が入ります。
試験5700+免許税9000+登録手数料10700+講習C20000+集合講習80000=125,400円
(旧試験は試験に5700円もしない時期だった記憶ですがとりあえず5700として記載させていただきます)

集合講習を含む三年スパンで見ると(上記一年目の金額を含む。):

基本、年ごとに20000円のオンライン学習、3年ごとに1回80000円の講習…
試験5700+免許税9000+登録手数料10700+講習ABCで60000+集合講習80000
登録~3年のスパンだと合計165,400円です。

その後、更新していく場合だと、試験・免許税・登録手数料はいらないかと思いますので、
追加3年で14万円になります。

講習も大変そうですが、お金だけ見ても大変です。

会社からこの手の費用に補助とか、優遇とか、給料アップがあるか、確認しておいてもよいかと思います。

3年スパンとして維持費のみ見ると3年で講習費用が14万円ですから
140000わる36で月額3888.888888888889円という感じですね。
高いとみるか、安いとみるか。
これを持っていることで給料が月4000上がればトントンくらい

私の場合は、「なんとなくすごいね!(誰も持ってないから)」って感じで多少給料上げてもらいましたが、費用対効果は…どうなんでしょうね??笑

やっぱり、この資格が必須の何かが出てこないと、ドーンとは価値が出てこないといった所感。私はいまいち生かせていないけれど、どっかで重宝されてるのかしらこれ。頼みますよほんと。

講習を受けないとどうなるのか

ちなみに、登録後に講習を受けないとどうなる?

試す勇気はありませんが、公式サイトには以下のように記載してあります。

定められた期間内に講習を修了しない場合は、違法な状態となり、情報処理の促進に関する法律 第十九条第二項に基づき経済産業大臣から情報処理安全確保支援士の名称の使用の停止、又は登録の取消しを命ぜられることがありますので、ご注意ください。

「取り消しを命ぜられることがある」…とのことなので、猶予期間がある可能性はありますが、まあ、取ったらきちんと期日までに受講するのが無難でしょう。

※※※
2019年12月の法改正にて、「期限内に義務講習を受講し、登録セキスペ自らが更新手続きを行う」必要があることとなりました。
つまり、今後は受講しないで3年たってしまうと更新手続きが行えず、支援士失効するのが確定になると思われます(記載に修正が必要な場合はまた追記します)。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の受講する講習について:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理安全確保支援士

改正に関する告知はこちら↓:

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)制度の見直しについて:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理安全確保支援士

資格を活かそう

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感想

もうすぐ旧試験合格者から登録できる経過措置期間が終わってしまいます。
2018年8月19日申請締切となっています。
正直、調べてみたら高いし、別に今要るわけじゃないし、
どうしようかなぁと迷っていたのですが、
一応登録しておこうかと思っています。
私が受けたころは士なんてそんな話無かったけど、
せっかくたまたまセキュスペ持っているんだし…。
あと、小さいころは「弁護士」とかあこがれてたし…

お母さん、弁護士にはなれませんでしたが情報処理安全確保支援士にはなれました。

みたいな。
→実際登録してみました[情報処理安全確保支援士登録しました]
→登録方法[情報処理安全確保支援士登録方法まとめ]

3年維持してみて、あまりにパッとしなかったら一度登録辞めて
情報処理安全確保支援士試験を受けなおしておこうかな~。
今はそんな気持ちです。
雇うことが義務になる職場が出てくるとか、
そういう脚光を浴びるときがくるといいのですが!

教科書は翔泳社が好きです。

コメント

  1. […] こちらの記事:情報処理安全確保支援士の登録と維持にいくらかかるのか で登録費用などについてまとめています。結構高いので覚悟して登録しましょう。 […]

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