イラストを始めるならアナログかデジタルか(費用面記載あり)

おえかき

イラスト初心者はどう始めるのが良いか

「イラストを描こう」と思ったときにどのように始めるのが良いのかを語ります。

もちろん「アナログ化デジタルかどっちにしたらいいか」と迷う人へのおすすめであって、すでに「デジタルでこういう作風で書きたい」とか「私はアナログ水彩画を極める」といった確固たる目標がある人へのおすすめではありません。

考えてみた結果、結論はこうでした。

自前のそこそこ良いPCやタブレットがある人、あるいは用意できる人→デジタルをおすすめ。
PCやタブレットがない上できるだけお金をかけたくない人→アナログをおすすめ。
ざっくり分けると上記2パターンです。
以下、各かきかたのメリット・デメリットなどを記載していきます。

アナログのメリット・デメリット

メリット

アナログの一番のメリットは、「思い立った時、いつでも始められる」という点に尽きるでしょう。

身の回りに鉛筆やペンがない人はあまりいないと思われますし、紙もノートからチラシの裏、なんかの包装紙まで、割と豊富に身近にあると思います。

ですので、上記の点を踏まえたうえで、とにかく「初期コストが安い」です。
もちろん、初期を脱出して画材などに凝りだすとまた違った出費になっていきますが、まずは始めてみるという点では、圧倒的に気軽に始められます。

デメリット

アナログのデメリットは、初期コストは安いのですが、いざ鉛筆書きを卒業して何らかの画材を使いだした場合に、「描きたい絵によって画材が変わる」、また「画材は適宜補充していかねばならない」ということではないかと思います。

油彩であれば絵具・キャンパスや筆、その他液体などが消耗品となり、足りなくなったりダメになったりすれば買い足すことが必要になります。

水彩であれば、紙や水彩用絵具が消耗品となります。

カラーインクが使いたければ、紙やカラーインクです。

鉛筆書きのままであれば、コストは低いですが、イラストを描いているとだんだんと画材に興味が出てくるものです…

また、他にデメリットをあげるとすると、「場所を結構とる」「作品を隠しておくことは(デジタルよりは)難しい」ことでしょうか。完成した絵を保管するための場所が必要ですし、また増えた画材も結構場所を取っていくものです。

作成する作品の内容によっては、(家族などに)秘密にしておきたいケースがあるかと思いますが、デジタルに比べると見られてしまう確率は高いといえるでしょう。

デジタルのメリットデメリット

メリット

デジタルのメリットは、「オールマイティなソフトを購入してしまえば、あとは画風を変えてもお金がかからない」ことではないかと思います(CLIP STUDIO PAINT EXとかです)。

油絵風、水彩風、インク風、鉛筆画、まんが、大体のことはできてしまいます。この画材をアナログ用にすべて取りそろえるよりは、ソフトウェア1本の方が安いと思います(※PC本体代は除く)。

(※ほかのソフトウェアが欲しくなってしまった場合はまた別途出費がかかりますが…)
例:油彩・水彩に強いといわれる「painter」がどうしても欲しくなった・・!など。

また、完成品を(家族などに)見せたくない場合、ユーザにパスワードをかけておくことができ、アナログよりはだいぶ安心です。

デメリット

デメリットは初期の出費面がアナログに比べて大きいということが挙げられます。
デジタルイラストを描いていく場合には、「そこそこのPCやタブレット」「イラストが作成できるソフトウェア」が必要になります。
ちなみに「そこそこなPCやタブレット」とは、快適な環境でイラストを描くため必要なもので、使用したいソフトウェアの「推奨動作環境」を満たしたものとなります。
例えばPC版のCLIP STUDIO PAINT EXでいうなら、「SSE2に対応したIntel、AMD製CPU、OpenGL 2.1に対応したGPU、2GB以上のメモリ必須 8GB以上推奨」…ということになります。

???

各用語を確認してみました。
SSE2…2005年以降のPCであれば問題なく対応していそうなので、新しく買う場合には気にしなくてよいかと思います。
OpenGL2.1…2006年のもののようなので、新しく買う場合には気にしなくてよいかと思います。
メモリ…推奨8GB以上 これはスペックを確認して、8以上のものにするとよいかと思います。16あってもいいと思います。2GBでも動くとは思いますが、もっさりしてしまって快適とは言いづらい感じになるかと…。
(こうしてみると、古いPCに結構配慮してくれているソフトウェアですね、クリスタ。)
ちなみに、ざっくりいくらくらいかかるでしょうか?もちろん安さを追求することは可能ですが、一般的な推奨スペックで見てみましょう。

私の好きなマウスコンピュータには、ClipStudioPaint推奨モデルがあります。
お値段は139,800円 (税別)~(保証や税でもうちょっと伸びます、モニタ無し)。
高いですが、メモリ32GBにSSDなのでかなり快適に使用できるPCだと思います。高いけど…



モニタもつけると+16100円。

それに、タブレット(板タブと液晶タブレットがありますが、とりあえずは安い板タブとします)が必要です。
マウスで描いているつわものもいるようですが、やはりペン型の方が良いかと思います…

大体、基本的な板タブで8000円程度とします。
(液タブになると、10万~~みたいな感じの値段感です)

液タブ例。

そして、ソフトウェア。
CLIP STUDIO PAINT EXの場合、23,000円です。
※クリスタにはPro(5000円)とEX(23000円)がありますが、複数枚ファイル(まんが)を扱う場合はEXを強くお勧めします。
イラストの場合はProで十分すぎる機能があります。
(また、一部ペンタブレットに廉価版の「クリスタdebut」が付属している場合もあるようです。


というわけで足し合わせてみると、
ざっくり‭187,100‬円とか(他、税金もかかる)
結構かかりますね…。
PCをもっと安いものにし、クリスタをProにすれば結構抑えられるとは思いますが、
快適なデジタルお絵描きとなると、結構お金がかかるものなのです。
ただ、もしすでにPCを持っている場合は、「板タブ8000円」「ソフト5000~23000円(※CLIP STUDIO PAINT EXに無料使用期間があるので、手持ちのPCに入れてみてあまりに動作がもっさりと厳しい場合はやめておくことも可能です)」くらいで試してみることができます。

まとめ

というわけで、費用面での対比でした。

どちらがお好みでしたでしょうか。
こうしてみると、イチからデジタルで環境構築する場合には、かなーりお金がかかりますね…😅

クリスタにはipad版(月額制)もありますが、ipad自体が安くないし…(…)

 
マウスコンピューターには、お得な「アウトレット&即納モデル(アウトレットパソコン。旧モデルや訳あり品をラインアップ)」もあるので、こちらから検討してみるのもおすすめです!!
長年マウスを使用していますが、「スペック的な買い替え」以外で壊れたことないよ(たまたまだとしてもうれしい)

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