IPA:プロジェクトマネージャ試験に合格するには

情報処理試験

IPA:プロジェクトマネージャ試験に合格するには

関連リンク:情報処理試験まとめとおすすめの試験

このページでは、私がプロジェクトマネージャ試験を受けた際に使用した
参考書や、おすすめの勉強法を記載していきます。
試験には、午前(選択式)と、午後(記述式)があります。

この試験、難しいんじゃないかと思っていますか?

はい、難しいです。

でも、私はSE新人、全然プロマネ自体とは縁のない頃に受験し、合格しました
きちんと必要な勉強をすれば行けますよ!

というわけでおすすめの勉強方法を記載していきます。

おすすめの勉強方法 午前試験編

まずは「教科書で体系だった内容をつかむ」⇒「Web過去問周回」がおすすめです。

過去問のみでも行けなくはないのですが…午後の勉強もしなくてはいけない以上、「体系だった知識」を先に頭に入れておくことには大きな価値があります。

また、「教科書のみ」での勉強もおすすめしません。

一つには、IPAの午前問題は過去問の出題率が高いためです。5割くらいは過去問から出るイメージ…。5割抑えられたら強いですよね。

また、もう一つの理由は、「とある知識」を「どう問われるか?」というのに慣れていた方がいいためです。回答を見ると実は知っていた、知っていたがこの問われ方では頭の中で結びつかず、答えられなかった…というひねった問題が多い印象です。

午前試験は「教科書+過去問周回」で対策しましょう。

おすすめ教科書

・翔泳社 高度午前用教科書

翔泳社で買っておけば間違いない。いろいろ試したけど翔泳社の教科書が一番好きです。
ちょっとお堅い感じではあるのですが、そこがいいのです。
この教科書を一通り学ぶ⇒過去問を鬼周回、で行けると思います。

過去問周回の方法

まず、過去問についてはIPAのサイトにフリーで公開されています。
それを過去3年~5年分暗記すれば行けるハズです。
ただ、IPAが配布してくれている過去問は、PDFでちょっと不便です。
それをわかりやすく出題形式にまとめてくれているサイトがあります。
↓過去問道場の過去問を繰り返しやりましょう。

■午前1(免除の方は不要)
応用情報技術者過去問道場

…上のリンク、応用情報の過去問につないでいますが、これは高度試験の午前1は応用試験の問題から抜粋されるものだからです。

①午前1問題はすべての高度試験で共通
②応用情報の問題80問から抜粋30問

つまり午前1については、応用情報の午前対策と同等になるということです。
★上で紹介している翔泳社の教科書では、さらに「高度午前1に出る傾向」を考えてくれているとのことですので、そちらも確認するとより効率よく学習できると思います。

また、応用情報・あるいはほかの試験の午前1を取得している場合、2年間の午前1免除期間が設けられます。お持ちの方は、試験に申し込むとき忘れずに免除申請をしましょう

■午前2

午前2については、高度試験ごとに内容が異なります。
プロマネ用の過去問を学びましょう。

プロジェクトマネージャ過去問道場

…こちらも、教科書には解説等が含まれていますので、教科書で理解を深めてから→過去問で数をこなすのがおすすめです。

おすすめの教科書 午後試験編

プロジェクトマネージャになると、午後は結構違うので、午後1と午後2を分けて記載します。
午後に入ると「自分で記述」の試験が入ります

4択を当てればいい午後とはちょっと一線を画す存在ですね。

ただ、記述問題というのは、選択肢こそないものの、ヒントがそれだけ問題に含まれているので、私はむしろ得意です。

4択のほうが、この設問いやらしい!!ってとき多くないです??

それはさておき、どんな記述がある問題なの?という人は
以下ページで確認しておきましょう。
結構問題文が長いので、読解が苦手な人は時間的に辛いかもしれないです。

過去問題 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理推進機構(IPA)の「過去問題」に関する情報です。

★↑プロジェクトマネージャは「春」のところにあります。

というわけで、以下がおすすめの教科書です。
午後対策には、2冊以上用意することをおすすめします。
午前全体用に一冊、午後論述用に一冊です。

午後全体用

全体が学べるものがいいと思います。
午後2もカバーしています。
が、めちゃくちゃ「論述得意です」って人以外は午後2は別でもう一冊あった方がいいと思います。

午後2用

※論述が得意な人には不要かもですが。
論述苦手~ふつう程度な人にはぜひ、論述特化の一冊。

上記教科書等を使用しての勉強法について

午前

・午前対策の含まれる教科書を買った方は、まずは対象部分を一通り読みましょう。
ザックリ構成を頭に入れてからの過去問がおすすめです。

・次に、過去問サイトを鬼周回してください。
とにかく回答を覚えてください。
午前は、かなりそのまま出ます。
意地悪に配置変えたりとかもほとんどない。笑
過去問で回収してプラスアルファ正解できれば午前は受かります。

・プラスアルファになりますが…回答覚えて余裕があれば、
「はずれの選択肢3つ」の用語も確認して把握ください。
1問で4倍(?)勉強できるのです。

きちんと時間さえ取れれば、午前はこれで受かると思います。

午後

午後1
・午後は、とにかくまずは教科書を、読んで理解して、覚える。
それにつきることになるんですが、私からのおススメはやはり「前項」といいますか、「筆者の言葉が書かれているページ」をまずは読むことです。

筆者は、買ってもらったからにはということで受からせたくて本気でいろいろ書いてくれています。
その心構えをまず受け取ることです。
やる気につながりますし、これからのやり方についてもある程度理解できるようになります。

さて勉強本番ですが…

・分からない単語が出たら、教科書ならば後ろに索引がついていることが多いです。
それで探してみましょう。なければ、ググって把握しましょう。

・ポケットに入る~系の教科書は、検索が苦にならない方であれば正直スマホで代用できるんじゃないかな。
ただ、試験に必要な単語がまとまってはいるので、気になった方は一冊仕入れてもいいかもです。

・専門性が増しますが、午後1は教科書でよく学んで単語と答え方のループを頭に入れていけば、さほど難しくありません。

午後2
・午後、論述です。完全に論述です。一回も見たことない人、!!絶対に!!この問題文を一度確認しておいてください。

何も知らずに行って太刀打ちできるタイプの試験ではありません。

★例として2019春。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2019h31_1/2019h31h_pm_pm2_qs.pdf

見てきましたか?

問題、これだけなんです。

私は結構ビックリしました。

午後1の、問題文がヒントになりそうみたいなの、ありません…

はっきりいって、初見ではえっなに書いたらいいの、ってなると思います。(ならない人はごく少数のPMに選ばれし者だけでしょう。)

でも、上記の設問に沿って、適切な事例を記述するしかありません。

経験なしで挑む人、つらいと思います。

経験あっても長く書くのが苦手な人、つらいと思います。

プロジェクトマネージャ、この論述試験あっての高難易度です。
何とか攻略していきましょう。

あ、初めての方は解答用紙のイメージもつかんでおくといいです。

翔泳社の教科書に載ってたと思うので、立ち読みでもぜひ確認してみてください。
1ページ目のプロジェクト概要を記載する部分」が結構キモなので、一度見ておくといいし、書き方も確認した方がいいです。それ以降は…文字数に合わせた原稿用紙を綴じたものです。

 

私はPM未経験、かつSE新人でこの試験の受験をはじめました

なぜなら、論文を書くのが元々好きだったのです(大学は文系です)。

だから、あまりプログラミングとかの知識はまだないけど、これ系なら受かるんじゃないかな~?と思いまして。超甘かったですけど…!一発で合格する人はすごい…。

合格までに一度、午後1通過で最後の論文評価がされるところまで行って「論文評価:B」で落ち、ハンカチをかみました。(ちなみに、ITサービスとPMを春秋で交互に受けてました。笑)

で、どうやって書くの?といいますと。
書き方の技術的なところは教科書にお任せすることにしまして、私の体験談を。

私は何しろPM未経験でしたので、プロマネ的立場の上司の行動を脳内でトレースして何パターンか用意していってました。

上司へ、プロジェクトに関するインタビューもしました。笑

何年分か問題文を見て、自身の現場に適用してかけそうな内容があるか見ておくのがいいです。
私は自身がやっていた案件をアレンジして書くことができました。

ですが、身の回りにも参考にできる状況がぜんっぜんなかったら…
教科書を読み込んで、架空のパターンを脳内にストックするしかないですね。
脳内マネージャーをがんばるしかないです。

そう、ここ重要なのですが、
必ずしも自身がマネージャやった体験じゃなくてよいし、案件も実体験じゃなくてもよいです。
プロジェクトマネージャーの振る舞いとして、適切な内容で答えられれば良いのです。

この辺の事情は翔泳社の教科書などにも書いてあるので、熟読してみてください。
私ははじめはビックリしました。

えっ、ああでっちあげ架空でいいのか…って。

この辺のノウハウが学べるのも教科書のいいところです。
ですが、私は合格時は実体験のアレンジ(※自身は下っ端のプロジェクトだったが、マネージャ目線への転換をしたかたちのアレンジ)でしたので、やはり何もかもが架空だとイメージしにくいかもしれません…

試験に持っていくもの

おすすめの持っていくもの。

・時計

時計はまじで絶対もっていきましょう。
試験会場によっては普通においてません。
時計なしで受かる試験じゃない…と思います。
私は小さい四角い置時計↓を持って行ってます。※アラーム機能はすべて停止

 

・筆記用具

これは使いやすいもので!

シャーペン複数

破損時のために複数をおすすめ

鉛筆(マーク用)

マークが少しでも早くできれば、時間が節約できます。

消しゴム

消しやすいものを!

定規

※定規、受験票に持ってこいと書いてあるが、一度も使ったことはない…私が受けたことの無い別の試験(エンベデッドとか?)で使うのかな?

 

試験中は筆箱は机上に出してはおけません。

・その他

他はお昼ご飯とか、お菓子?結構消耗するので、甘いもので脳に糖分を送ったりしました。
後はお好みで!
私がたいてい試験に持っていく飲食物はこんな感じです。コンビニで調達します。

ガルボ(チョコのお菓子)
オロナミンC
コーヒー
お茶
サンドイッチ
おにぎり

おなか一杯になると眠くなるので、お昼はガッツリは食べません
試験が終わったら解放感でめっちゃ食べる!!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
もうすぐ!春の試験なので、プロマネを受けた時のことを思い出してまとめてみました。

論述のある試験は、対策が普通の勉強にプラスして必要というか、とにかく論述対策が必要になってて、ものすごく大事だと思います。

何度か実際に書くと良いでしょう。
私は事前に一回も書かなかったので、「本試験が勉強の場さ」、みたいになって一発合格はできませんでしたが…

ちゃんと対策すれば、一発も狙えると思います。
#社会人やってるその対策に取れる時間が少なくなりがちなんですがTT
春の試験、頑張っていきましょう~。

耳栓はするほうですか?私はたまにします。
8種類入っててお試しが楽ちん

次からは気に入ったタイプのまとめ売りを買えばよいと思って
買ってるんですがいつもどれが良かったか忘れてしまう…

 

コメント

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