ネイルに関連する資格について
先に行っておくと、資格試験を受けなくてもネイリストになれます
まず、前提として、ネイル関連の試験は、すべて国家運営の試験ではありません。
それがどういうことかといいますと、近い業態に美容師などがいますが、美容師のように試験を持っていないと開業できないなどの縛りは無いということです。
髪の毛に関しては国が有資格者のみ!と規制をしているわけですが、爪に関してはそれが無いということですね。
というわけで、どの資格を選んでも民間での認定となりますので、
試験の影響力と好みで選んでいくことになります。
必須なわけではないのならば、取得することにどのような意義があるのか?というと、
という2点が大きいのではないかと思います。
また、無資格でもネイリストになれます。
先にネイリストとして就職してから、資格を取るという方も多いのではないでしょうか?
試験の種類
資格の実施団体と種類をまとめました。
JNEC
・公益財団法人
・2008年12月22日に設立※
※試験をJNAより譲渡されているため、試験としての歴史は長いが法人設立は結構新しい
ネイリスト技能検定試験 1級>2級>3級
ネイリストとしての技能検定。ポリッシュ、チップラップ、アクリルなど…
・1997年~(※2008年12月22日にそれまでJNAが実施していた検定試験事業の譲渡により引継ぎ)
・受験者実績約764,000人
・スケジュール
1級 4,10月(年2回)
2,3級 1,4,7,10月(年4回)
・受講資格
義務教育を修了していれば3級から順に受験可能(飛び級はナシ)
JNA
・NPO法人
・1985年に設立後、2006年4月にNPO法人化
ネイリスト技能検定試験(上記JNEC主催)
→元はJNAにて実施していたが、2008年12月22日にJNECに移行済み(運営支援はしている)。
JNAジェルネイル技能検定試験 上級>中級>初級
ネイルといっても、元々色々なスキルがありましたが…ジェルが大人気&ちょっと違う技術なので、新たに創設されたんでしょうかね。
・初級2011年~ 上級2013年~ 中級2014年~
・年2回 6月頃、11~12月頃
・受講資格
義務教育を修了していれば初級から順に受験可能(飛び級はナシ)
JNA国際ネイリスト技能検定試験
国際向けの技能検定。北京やソウルでの開催実績があるみたいで、日本人向けじゃないっぽい。
・2017年9月~
・開催スケジュールは謎。
・3級相当。
JNA認定ネイルサロン衛生管理士
「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」を普及し、ネイルサロンの現場で正しく活用していくための資格制度
・2010年から?(すみません、たぶんです)
・スケジュール
年に何回~とかではなく、コツコツ実施しているようです。
講習を受け、テストを実施し、発表して、が1日でっぽい。
https://www.nail.or.jp/eisei/seminar/class_school.html
・受講資格
18歳以上
・有効期限は取得年を含む3年目の12月末日までとし、一度の資格継続手続きを完了されると、「永続認定」(無期限に保証される資格)となる
JNA認定ネイルサロン技術管理者
ネイルサロンの技術管理を行う人材を育成し、サロンの 技術水準の維持・向上を図るための資格制度
・2014年からっぽい。(https://ameblo.jp/nakasone-sachiko/entry-11974232615.html)
・スケジュール
こちらも年何回とかではなく、コツコツ講習会が開催されているようです。
講習会を受講し修了した方に認定。※テストとかは無いですが、受験資格が厳しい
https://www.nail.or.jp/seminar/gijyutu/class_school/index.html
・受講資格 全部満たすのが必要なのかな?かなり厳しいですね!
年齢20歳以上
ネイル技術に関する実務経験を3年以上有する方
ネイリスト技能検定試験・2級を取得済みの方
JNAジェルネイル技能検定試験・初級を取得済みの方
JNAネイルサロン衛生管理士を取得済みの方
INA(I-NAIL-A)
・NPO法人。
・1999年に任意団体として設立後、2005年7月にNPO法人へ。
ネイルスペシャリスト技能検定試験 PA/AA/AAA>SA>A級(わかりづらいが3種類)
ネイルケア、カラーリング、チップオーバレイ、スカルプチュア等…
・2001年~
・スケジュール
年3回? 5,8,12月等…
・受講資格
義務教育を修了していれば受験可能(飛び級可能)
※義務教育中でも保護者の承諾があれば可能みたい
ジェルネイル技能検定試験 1級>2級>3級
・2009年~
・スケジュール
年3回? 5,8,12月等…
・受講資格
義務教育を修了していれば3級から順に受験可能(飛び級はナシ)
※義務教育中でも保護者の承諾があれば可能みたい
試験まとめ
つまり、「JNA≒JNEC」系と、「INA」系に分かれます。
どちらも試験内容についてはある程度同等と思われますが、後は好みでしょうか…。
JNA≒JNECは、歴史が一番長く、ネイルの発展に貢献してきた感じです。
INAは活動内容に福祉等も含んでいます。
どの試験を選ぶべきか
上にはネイル技術意外の試験についても記載いたしましたが(衛生等)、ネイルの施術部分について試験を受けるなら、以下のようにまとめられます。
ジェルネイル以前の技術の検定
ジェルネイル以降の技術の検定
もちろん両方とっても良いのでしょうが、どちらがやりたいかによって優先度を変えると良いかと思います。
(私はジェルがしたいのでJNA≒JNEC 「JNAジェルネイル技能検定試験」からとる感じ…。)
どちらの試験にも、基本的なネイルケア(消毒やキューティクル処理など)は含まれます。
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